【超初心者向け】本当に必要なメンズスキンケアは5つ│正しい順番と使い方を解説!
- 本格的にスキンケアを始めてみたいと思っているけど。
- 情報が多すぎて本当に必要なことが分からない。
- スキンケアに必要なものから正しい順番までまとめて知りたい!
これからスキンケアを始めようと思った人が、ネットやSNSの情報の多さに混乱し、あなたに必要のないものまで購入してしまうことはよくあります。
私は30歳になったとき本格的にスキンケアを始めました。『このままでは肌が衰える一方、何かしないといけない!』と危機感を感じたからです。
そこでこの記事では、これからスキンケアを始める人が本当に必要な5つのメンズスキンケアついて解説します。
この記事を読めば、超初心者の男性でも迷うことなくスキンケアを始められます。
本当に必要なメンズスキンケアは5つ
男性のスキンケアは5つ。それぞれの役割をおさえておきましょう。
- クレンジング
- 予洗い(ぬるま湯)
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
クレンジング
クレンジングの役割は、油と油をなじませることで汚れを落とすこと。油性成分を主体とする配分構成になっているからこそ、落とせる汚れがあるのです。
代表例は日焼け止め。ぬるま湯や洗顔料では落とし切れないので、肌に残ったままになることも。
油は水になじみません。クレンジングは油を油になじませることで汚れを落とす仕組みになっています。
“クレンジングは女性だけのもの”と思っていませんか?クレンジングでないと落とせない汚れがあることを覚えておきましょう。
クレンジングは4種類
クレンジングには4つの種類があります。油性成分の配合割合が異なることで形状や触感がかわります。
- オイル
- バーム
- ミルク
- ジェル
予洗い(ぬるま湯)
ぬるま湯で洗いはとても大切です。予洗いすることで洗顔料が肌に残りにくくなるから※1です。
洗顔料が肌に残ったままだと、肌トラブルの原因に。洗顔料に含まれる成分が肌への刺激となるからです。
ぬるま湯は32℃~34℃くらい。体温よりも少しひくい温度で洗いましょう。水温が高すぎると、かえって皮脂が分泌されるおそれがあるからです。
汚れの8割はぬるま湯洗いで落ちるとされています。
洗顔料
洗顔料はメンズスキンケアでもっとも大切。この後のスキンケアをいくら頑張っても汚れが落ちていなければ効果が発揮されないからです。
洗顔料の洗浄成分は製品によってことなります。代表的な洗浄成分は以下のとおり。
- 界面活性剤(アニオン性)
- 酵素
- クレイ(泥)
- スクラブ
洗浄成分を組み合わせて使うこともあります。
各成分に得意分野があります。肌悩みを解決するには、あなたの悩みにあった成分が配合された洗顔料選びが大切ですよ。
≫【肌を整える洗顔料の選び方】種類毎の特徴とチェックすべき4つの成分を解説!
界面活性剤を主洗浄成分とするものが多い
洗顔料の多くは界面活性剤を主洗浄成分としています。界面活性剤は以下の働きにより汚れを落とします。
- 吸着作用
- 浸透作用
- ぬれ作用(ローリングアップ)
- 乳化作用
洗顔料は肌をすこやかな状態に保つために必要な成分がたくさん含まれています。
≫【界面活性剤不使用の洗顔料を探している人必見!】洗顔料に欠かせない2つの役割を解説
化粧水
化粧水の役割は、洗顔料によって失われた水分をおぎなうこと。構成成分のほとんどが水溶性成分でできています。
男性肌の水分量は女性の2/3しかありません。洗顔料をつかわないぬるま湯洗いだけでも化粧水は使いましょう。
肌のうるおいを与える成分が多い化粧水や、毛穴をひきしめる収れん化粧水など、目的にあわせたさまざまな種類があります。
水分をおぎなうだけではなく、水分を保つ成分や、毛穴にアプローチできる成分など、あなたの肌に必要な成分が配合されたものを選べると、より効果的です。
乳液
肌に油分を与えることで、水分が蒸発しないよう肌にフタをする役割があります。
強すぎる洗顔力は過剰な脱脂につながることも。綺麗に汚れを落とせても、必要なものまで洗いながしては意味がありません。
とはいえ、洗顔料だけで調整するのは困難。皮脂を落とし過ぎてしまったときは、乳液で油分をおぎなってあげましょう。
正しいメンズスキンケアの順番と使い方
メンズスキンケアの順番と使い方を解説します。汚れを落として肌を整える流れを理解していきましょう。
- クレンジング
- 予洗い(ぬるま湯)
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
①クレンジング
まずはクレンジングで日焼け止めを落とします。日焼け止めに含まれる油分はぬるま湯や洗顔料では落としきれないからです。
顔全体をやさしくふきとるように使います。目のまわりは皮膚がうすいため注意が必要。サッとふきとる程度にしておきましょう。
顔の上をかるくなでるくらいでOK!
②予洗い(ぬるま湯)
次は、ぬるま湯で顔全体の汚れを落とします。洗顔料をつかわなくても汚れの80%は落とせるといわれています。
ぬるま湯で洗うことで洗顔料に含まれる界面活性剤が肌に残りにくくなる効果もあります。
手のひらいっぱいのぬるま湯で、やさしく洗いましょう。
肌トラブルを避けるため、面倒だと思っても、まんべんなく洗うようにしましょう、
➂洗顔料
洗顔料は泡立てるタイプ、そのまま使えるタイプの2種類あります。どっちが良いというものではなく、あなたが使いやすいものを選んでください。
泡立てるのは苦手だし面倒だと感じている男性は多いはず。無理に泡立つものを選ぶ必要はありません。サッと洗えるものが男性には向いていると思います。
手で顔をこすると肌への負担になります。肌への刺激が弱いものを選らんでもゴシゴシ洗っていては意味がありません。
弾力がある濃密な泡が立つ洗顔だと洗いやすいからおススメ!
④化粧水
汚れを落としたあとは、肌にうるおいを与えてあげます。肌はその日の体調や、気温などによってコンディションがことなります。
いつものと同じように洗ったのに肌が乾燥している気が….
化粧水は肌になじませるように、手でやさしくおさえ込みながら塗っていきます。ここでも肌を擦らないように注意してください。
1回で塗りきるのが難しいと思ったときは、無理をせず、2回以上に分けて塗りましょう。
⑤乳液
乳液はサッと塗るくらいにしましょう。顔全体に行き渡らなくてもかまいません。
もともと皮脂が多いため、顔全体に塗り広げなくてもかまいません。乾燥が気になる部分はしっかりと、ベタベタしやすいところはサッと、このくらいイメージで行ってください。
乳液は肌が乾燥しないよう油分をおぎなうために塗るもの。皮脂が多いと感じている部分にまで塗りこむ必要はありません。
顔全体に塗ろうとすると、肌を強くこすることも。表面にサッと塗るくらいが丁度いいです。
女性のスキンケアとの違い
一般的なスキンケアは以下の順番で行います。
- クレンジング
- 予洗い(ぬるま湯)
- 洗顔料
- 美容液
- 化粧水
- シートマスク
- 乳液
男性との違いは美容液とシートマスク!必要ない理由を解説していきます。
男性が美容液とシートマスクをしなくていい理由
これからスキンケアを始める人には美容液とシートマスクは必要ありません。効果を実感するまで、続けることができない人が多いからです。
これからスキンケアを始める人にとって、数多くある製品のなかからあなたの肌悩みに合ったものを選ぶのは至難の業。そもそも必要がない場合も多いのです。
美容液とシートマスクは美容成分が豊富に含まれた製品。美白や毛穴レスを目的としたものが多く、さまざまな製品があります。
化粧水と乳液だけでも、十分に肌にうるおいを与えられます。無駄なお金を使わないため、まずは、化粧水と乳液からはじめしょう。
まずは5つのメンズスキンケアから始めよう!
この記事では、これからスキンケアを始めたい男性がするべき、5つのスキンケアについて解説しました。
- クレンジング
- 予洗い(ぬるま湯)
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
スキンケアは①番から順番に行っていきましょう。清潔な肌を保つには、しっかり汚れを落としてから、肌にうるおいを与えるのがポイント。
しっかりと汚れを落とせる洗顔料が必須。しかし洗浄力が高いだけのものは、肌がつっぱったりと、なにかとトラブルをまねくことも。
洗浄力と保湿成分、肌整成分がバランスよく配合された洗顔料なら、あなたの肌悩みにより効果的なアプローチができます。
”すすらぼ”では、男性向けの洗顔料の選び方の解説や、筆者体験レビューなどを紹介しています。
あなたにあったスキンケアを取り入れて、清潔な肌をめざしましょう。
筆者が実際に使用した洗顔料のレビュー記事もたくさんあります。詳しくはトップページから確認してください。
参考文献
※1.酒井裕二(1999年):理想的な洗顏料の開発「日本化粧品技術者会誌33巻2号 p. 109-118」
※2.鈴木牧人,飯田年以(2021年):男性肌の特徴-成人男性男女の肌状態および角質中高酸化因子の比較-「日本化粧品学会誌45巻3号P185-190」